HOME > 検査&リハ > 知的機能の簡易評価(JART)
著者:松岡 恵子・金 吉晴(国立精神・神経センター精神保健研究所成人精神保健部)
2006年10月25日発行
●実施マニュアル
定価(本体価格3,000円+税)●別売 問題用紙・記入用紙
1箱 定価(本体価格3,000円+税)これから、漢字熟語をお見せします。
それらを、声に出して、読み上げてください。
もしもわからなかったら、それをとばしてもけっこうですが、
なるべく、間違ってもよいですから、読んでみてください。
こんな説明からはじめ、質問紙に書かれた25または50の漢字熟語を被検者に提示する──。
…… JART(ジャート)で実際に行うべき作業はこれでほぼ完了です。
あとは正答数・誤答数を集計し、計算式に当てはめれば、その患者さんの病前のIQを推定することができます。
認知症の患者さんの場合、知的機能の低下が病気によるものなのか、もともと能力が低かったのか知ることが、治療やリハビリテーションを行う上で重要となってきますが、その鍵となる検査がこのJARTなのです。
「Japanese Adult Reading Test(JART)」は、英国でNelsonらによって作成された「National Adult Reading Test(NART)」のアイデアを日本語に応用した検査です。
検査内容は熟語の音読課題50語からなり、通常であれば10分以内で終了します。
臨床現場でも、また研究調査の一部としても使用しやすい検査であると考えられ、今後JARTを用いた実践や研究がより発展することが期待されます。
保険点数は、80点(D283-1)です。
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