医学書籍・医学雑誌・検査器具の専門出版社
新見正則(帝京大学医学部外科准教授):著
2017年発行 B6変型判 184頁がん患者さんのサポート、副作用軽減、緩和ケアに漢方薬が活躍します!
がん診療の進歩はすばらしく、現在では治せるがんも増えています。しかし、ひとたび「がん」と診断されれば、患者は肉体的にも精神的にも厳しい状況に置かれます。そのようなときに漢方薬でまず闘う気力をつけるように、そしてがんと闘うためにできることをたくさんすれば、奇跡が起こることもあると、そのように希望をつなぐことがなにより大切です。そんな医療の実践に、ぜひ漢方薬をお役立てください。おなじみのフローチャート形式で漢方ビギナーでも簡単に処方選択ができるように解説しました。モダン・カンポウは、「西洋医のための漢方」をわかりやすく提案しています。本シリーズをお読みになっていない先生でも無理なく漢方が処方できるように配慮してあります。漢方薬を西洋医学の補助として取り入れ、がん診療の幅を広げましょう。
推薦の言葉
本書は,がんの補助医療として,またがん治療の副作用対策に,どのように漢方を取り入れたらよいかを,がんの病期・副作用別にフローチャート形式でまとめたものです.全体を通じて新見先生の「最先端のがん治療で限界を感じたとき,希望を失わないために漢方薬を使ってはどうか」という強いメッセージが込められています.2017年3月
社団法人日本東洋医学会元会長名誉会員 松田邦夫