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新見正則(帝京大学医学部外科准教授):著
2017年発行 B6変型判 162頁 今も昔も変わらず、「老い」はすべての人に訪れます。そんな「老い」にも漢方は昔から使用されてきました。要介護の前段階であるフレイルの時期から、さまざまな症状に漢方で対応し、健康な状態に戻る努力をしましょう。
本書では、虚弱な高齢者にも使用できる漢方薬を中心に、高齢者への代表処方や、症状がはっきりしないときに使用する漢方薬を紹介しています。ぜひ、西洋薬の補完治療として、また、運動などの養生と併せて、漢方薬を使用してみましょう。
初心者が簡単に処方できるよう、フローチャート形式でわかりやすく解説しています。さらにコラムでは、新見先生がこれまで学んできたことや、漢方の疑問を紹介! パラパラと読みやすく、ためになる情報が満載の1冊です。
推薦の言葉
「老い」は誰にも訪れます.健康で長生きしたいのはすべての人の願いです.高齢者の虚弱は加齢に伴って起こる老い衰えた状態で対応は難しいです.しかし漢方では古来より老人を身体の弱った状態とみなして対応してきた歴史があります.本書は,西洋医学では対応の難しい「老い」について,漢方で対応する方法を,わかりやすいフローチャート形式でまとめたものです.昔からの知恵を西洋医の先生方が臨床にそのまま利用できるよう,細やかに配慮してあります.平成29年8月
社団法人日本東洋医学会元会長名誉会員 松田邦夫