アルコール性障害
齋藤 利和 著
2006年発行 A5判 124頁
定価(本体価格2600円+税)
ISBN9784880024806
その他執筆者など▼
監修:樋口輝彦(国立精神・神経センター武蔵病院院長)
内容の説明▼
アルコール依存症とは単に大酒飲みのことではない。
それは酒のために何もかも売り渡してしまう崩壊した魂である。
本書は我が国における飲酒実態から、アルコール依存の概念の変遷、診断と治療、若年・女性・老人それぞれの依存症、さらにはアルコール依存の生物学についての最新の研究までをカバーする臨床的な内容となっている。著者が手探りで学んだ臨床のエッセンスをまとめた好著である。
おもな目次▼
I. わが国の飲酒実態
II. アルコール関連問題の現状
III. アルコールの吸収、代謝、排泄
IV. 急性アルコール中毒
V. アルコール関連障害と刑事責任能力
VI. アルコール依存の概念の変遷
VII. アルコール依存の症状と診断
VIII. アルコール依存症の生物学的マーカー
IX. アルコール関連障害の治療と回復
X. アルコール依存症の薬物療法
XI. 若年アルコール依存症
XII. 女性アルコール依存症
XIII. 老人のアルコール依存症
XIV. アルコールとアルコール依存の生物学