高次神経機能障害の臨床 実践入門 小児から老人,診断からリハビリテーション,福祉まで
宇野 彰 編著
2002年発行 B5判 130頁
定価(本体価格3,500円+税)
ISBN9784880026114
その他執筆者など▼
各項目筆頭執筆者:星野 晴彦(東京都済生会中央病院 神経内科)宇野 彰(国立精神・神経センター精神保健研究所)吉野眞理子(筑波大学心身障害学系)佐藤 睦子(総合南東北病院 神経心理学区研究部門)元村 直靖(大阪教育大学 精神健康学)金子 真人(都立大塚病院 リハビリテーション科、国立精神・神経センター精神保健研究所)種村 純(川崎医療福祉大学医療技術学部 感覚矯正学科)石合 純夫(東京都神経科学総合研究所 リハビリテーション研究部門)水野 雅文(慶應義塾大学医学部 精神神経科)進藤美津子(上智大学言語障害研究センター)丸山 哲弘(飯田市立病院)森山 泰(駒木野病院 精神科)吉野 文浩(東京歯科大学市川総合病院 精神・神経科)田中 康文(自治医科大学 神経内科)春原 則子(東京都済生会中央病院 リハビリテーション科、国立精神・神経センター精神保健研究所)橋本 俊顕(鳴門教育大学 障害児教育)上林 靖子(中央大学文学部)長田 乾(秋田県立脳血管研究センター 神経内科)木村 浩彰(広島大学医学部附属病院 リハビリテーション部)堀口 寿広(東京医科歯科大学大学院 精神行動医科学分野)加我 君隆(東京大学医学部 耳鼻咽喉科)伏見 貴夫(東京都老人総合研究所 言語・認知部門)伊藤 憲治(東京大学医学研究科 認知・言語医学)
内容の説明▼
大好評の内に完売しました内科系総合雑誌モダンフィジシャン21巻3号『高次神経機能障害実践入門』が、読者のみなさまの強いご要望により、いま復活しました。
内容は全面的に見直され、小児失語、読み書きの認知モデル、健常者の高次機能といった項目はまったく新たに追加、より充実した内容となって生まれ変わっております。
【特長】
●各論では、障害ごとに定義、検査方法、(鑑別)診断、リハビリテーション(治療)について網羅。
●引用文献を除くと、それぞれの項目がほぼ見開き4ページであり、端的に理解しやすい。
●他の入門書にはない最新のトピックスを掲載。認知モデルの解説や、Auditory Nerve Disease、高次小脳機能、機能画像研究など、いま注目の話題をレヴュー。
おもな目次▼
■高次神経機能障害をきたす疾患
■言語機能障害とリハビリテーション
1.失語症
2.発語失行
3.失読と失書
■行為・認知機能障害とリハビリテーション
1.観念失行・観念運動失行
2.構成障害
3.視覚失認、相貌失認、街並・道順障害
4.半側空間無視
5.病態失認・疾病否認を中心とする右半球症状
6.聴覚失認・純粋語聾
7.記憶障害
8.前頭葉症候群
9.痴呆─診断,アルツハイマー型痴呆,意味痴呆,
認知リハビリテーション─
10.脳梁損傷による症状
■小児の高次神経機能障害
1.学習障害
2.自閉症(高機能広汎性発達障害・アスペルガー症候
群を含む)
3.AD/HD(注意欠陥/多動性障害)
4.小児失語
■高次神経機能障害と画像診断
■高次神経機能障害者の地域リハビリテーション
■高次神経機能障害者の福祉
■トピックス
1.小脳の高次機能
2.Auditory Nerve Disease─語音認知障害を呈しな
がら高次脳機能障害ではない新しい疾患概念─
3.読み書きの認知モデル
4.健常脳における高次機能(functional MRI、PET)