臨床医のための線維筋痛症 外傷、手術、虐待、人工透析と広範囲疼痛
浦野 房三 著

2009年発行 B5判 94頁
定価(本体価格2,500円+税)
ISBN9784880026909

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内容の説明▼
線維筋痛症は研究者の間でもそれぞれの医師の考え方にかなりの幅がある。
欧米のリウマチ科外来では全患者の20~30%を線維筋痛症が占めているといわれる。
最近、日本でもこの病名がさまざまな経緯を経て知られることになった。
しかし、本疾患が徐々に国内に浸透するに従い、さまざまな問題が出現してきている。
現在、有病率は1.7%といわれ、非常にありふれた疾患であることが認識されるようになってきた。
是非とも、多くの医療者の眼が注がれることを祈ってやまない。
おもな目次▼
第1章 線維筋痛症とは
A.疾患概念をめぐって
B.線維筋痛症の歴史
C.病因
D.疫学

第2章 線維筋痛症の診断と治療
A.線維筋痛症の病態
B.線維筋痛症の診断とその周辺
C.症状
D.診断と評価
E.検査
F.鑑別診断
G.薬物療法
H.リハビリテーション 代替治療 喫煙 睡眠障害
I.認知行動療法
J.予後

第3章 線維筋痛症の各種病態
A.メカニカルストレス
B.頸椎外傷と線維筋痛症
C.外陰部痛
D.口腔顔面痛
E.透析患者における線維筋痛症
F.戦争、PTSD、虐待、高齢化社会と線維筋痛症
G.各種疾患に合併した線維筋痛症