認知リハビリテーション VOL.15 NO.1 2010
認知リハビリテーション研究会:編
2010年発行 B5判 82頁
定価(本体価格2,700円+税)
ISBN 9784880027111

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内容の説明▼

本書は、第19回認知リハビリテーション研究会での演題のプロシーディング集、および特別寄稿として、里宇明元先生の「BMIが拓くリハビリテーションの新たな可能性」と題し解説がまとめられたものである。
 一般講演では、高次脳機能障害例に対するデイケアタイプのグループ訓練、健忘症例の回復過程、Gambling taskの臨床的有用性に関する問題、時計描画検査の有用性、失語の改善に関する分析、USNに対する全般性注意訓練の有効性、脳梁離断症候群の分析、解離性健忘と失声に関するもので、大変斬新な発想を含むものもあり、また高次脳機能障害学のほぼすべての領域をカバーする大変興味深い内容であり、ぜひご一読をお勧めするものである。

おもな目次▼

特別寄稿
BMIが拓くリハビリテーションの新たな可能性(里宇明元)

原  著
1.高次脳機能障害症例に対するグループ訓練
(山里道彦・井上浩希・山倉敏之・池嶋千秋・朝田 隆)
2.脳炎後に重度健忘を呈した症例の回復過程 ―とくに病識欠如と自発性低下の改善について―
(斎藤文恵・穴水幸子・加藤元一郎)

第19回認知リハビリテーション研究会プログラム

プロシーディング
1.社会的行動障害を有する患者に対するアイオワ・ギャンブリング課題の実施について
(岩波 潤・原 寛美・村山幸照)
2.リハビリ医療における認知機能スクリーニングについて ―時計描画検査(CDT)を中心に―
(佐藤弘子・田畑絵美・高橋理夏・加藤譲司・本田哲三)
3.失語の言語能力の改善について―その2 ―Z得点化したSLTAの実用とその限界―(赤星 俊)
4.左半側空間無視患者に対する全般性注意訓練の有用性についての検討
(菅原光晴・鎌倉矩子・前田眞治)
5.両手の失書を中心に脳梁離断症候群を呈した脳梗塞の1例 ―両手失書の発現機序に関する考察―
(古木ひとみ・貝梅由恵・原 寛美)
6.頭部外傷後,解離性健忘と失声を呈し,失声のみが回復した1例(芦塚あおい・大東祥孝)      

投稿規定

編集後記