臨床倫理学 第9版
臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ

Albert R. Jonsen, Mark Siegler, William J. Winslade:著
赤林朗(東京大学名誉教授、ワシントン大学(シアトル)医学部・連携教授):訳
蔵田伸雄(創価大学文学研究科教授):訳
児玉聡(京都大学大学院文学研究科教授):訳
中澤栄輔(東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野教授):訳

2026年6月10日発行 A5変型判 312頁
定価(本体価格3,800円+税)消費税10%込(4,180円)
ISBN 9784880029290

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内容の説明

臨床倫理の「四分割表」創始者による稀代のロングセラー
ジョンセン先生最後の大改訂


臨床で遭遇するあらゆる倫理的問題について、医療者はどのように考え、対応すればよいのか。本書は、医療現場で戸惑う倫理的問題の本質を理解し、解決するための実践的アプローチを提案する。
本書では、代理意思決定、終末期医療、宗教や法がもたらす影響など、倫理的問題をはらんだ多用な症例が登場する。これらを「医学的適応」「患者の意向」「QOL」「周囲の状況」の4項目の視点から紐解き、自らより良い臨床判断を導けるよう解説されている。原著者アルバート・ジョンセン博士のご逝去により、40年にわたる改訂の集大成となる、医療者必携の書。

おもな目次

賛辞・謝辞
日本語版序文

序文
四分割表

第1章 医学的適応
1.1 適応のある介入と適応のない介入
1.2 臨床判断と臨床的不確実性
1.3 心肺蘇生と蘇生を行わない指示
1.4 医療事故
1.5 死の判定
1.6 まとめ

第2章 患者の意向
2.1 インフォームド・コンセント
2.2 決定能力
2.3 精神的無能力者の意思決定
2.4 代理人
2.5 患者が治療に非協力的であること

第3章 クオリティ・オブ・ライフ(QOL)
3.1 QOL 評価の多様性
3.2 エンハンスメント医療
3.3 低下したQOLと生命維持治療
3.4 終末期患者の疼痛緩和
3.5 医学的幇助による死
3.6 自殺

第4章 周囲の状況
4.1 医療専門職
4.2 その他の関係者
4.3 医療情報に関する守秘義務
4.4 診療の経済学
4.5 希少な医療資源の配分
4.6 臨床判断における宗教の影響
4.7 臨床倫理における法の役割
4.8 臨床研究と教育
4.9 公衆衛生
4.10 組織倫理

索引
『臨床倫理学』を臨床現場や教育の場で用いられる方々へ
訳者あとがき