透析医のための漢方薬テキスト
西洋医学で対応しきれない透析合併症に漢方で挑む!(電子版のみ販売)

和田健太朗(日本鋼管福山病院腎臓内科部長・透析センター長):著者

2025年2月16日発行 A5判 230頁
定価(本体価格3,800円+税) 消費税10%込(4,180円)
ISBN 9784880029399

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内容の説明

透析合併症に関連したつらい訴え、複雑化・長期化した症状に漢方薬で対応しよう!
本書は、透析診療に従事する医師を対象に、漢方の初歩的な診療方法から、実際の具体的な処方について、症例をまじえてわかりやすく解説した。漢方用語でつまずかないよう、難しいところは繰り返し説明を加え、読者に理解しやすいよう努めた。また、透析患者向けの漢方薬以外のサプリメント、ビタミン類、アロマセラピー、気功、鍼灸、整体などの手技、運動療法、温泉療法などの補完療法も紹介。患者さんのQOL向上役立つ待望の復刻版。
(本書は2018年、アトムス社より刊行された書籍を電子版として復刻したものです)

おもな目次

I 漢方の基本知識
 1.漢方医学とその歴史
 2.漢方医学の基本理論
 3.漢方の勉強法
 4.漢方医学とEBM

II 漢方初心者が漢方薬を処方する際の注意ポイント
 1.西洋医学と漢方医学の違い
 2.漢方の副作用
 3.西洋薬と漢方薬の相互作用
 4.一般的な漢方薬の内服時の注意
 5.漢方薬内服時の補助ツール
 6.透析患者への漢方薬投与法の注意
 7.妊婦に対する漢方療法
 8.その他の注意事項

III 日常診療で実践可能な漢方の基本処方

IV 透析患者に対する漢方薬の実際 ―各種疾患・症状に応じた漢方処方
 1.体力低下,全身倦怠感
 2.呼吸器疾患・症状
 3.神経・筋症状
 4.精神疾患・症状
 5.循環器疾患・症状
 6.消化器疾患・症状
 7.内分泌疾患
 8.腎・尿路疾患
 9.皮膚症状
 10.末梢循環不全・冷え症(冷感)
 11.貧血
 12.透析に関連した骨関節症
 13.透析中の特殊な症状

V 代表的な漢方薬(保険診療で使用可能なもの)とその構成成分

VI 代表的な生薬の解説

VII 漢方独自の用語の解説

VIII 透析患者に対するそのほかの補完(相補)代替医療・統合医療の現状とその可能性